こんにちは金融系SIerのカソクです。
今回はApple Watchのレビュー記事になります。
先日のAppleイベントではいくつかの新製品が紹介されましたね。
- iPhone 13
- Apple Watch Series 7
- iPad 第9世代
- iPad mini 第6世代
特にiPad mini 第6世代が話題となっているようですが、
個人的にはiPhone 13 Proのマクロ撮影が気になっています。
さて、今回はその中でもApple Watchに関しての記事になります。
Apple Watchに興味はあるけど手を出したことがない方に向けて、
Apple Watch SEを購入して1ヶ月目の私が感じたメリット/デメリットをお伝えしていきます。
(先に結論を記載しておくと「Apple Watchは早めに買った方が良い」になります。)
目次
Apple Watchの購入動機/目的
私が購入したのはApple Watch SEの40mmのものになります。
バンドはスポーツバンドを選びました。
そこで、まずは私がApple Watchを購入した動機/目的を説明します。
動機/目的が一致する方には特にこのレビュー記事が有用になるはずです。
私のApple Watchの購入目的は、
・睡眠記録
・運動量記録
・ワークアウト記録
が主なものでした。
詰まるところ、活動量計としての購入ですね。
この使用目的であればスマートバンドの方がコスパ良く手に入れられることも調べた上で知っていました。
例えば、
・Xiaomiのmi band 6(5,990円)
・HuaweiのHuawei band 6(8,580円)
が10,000円未満で購入できるスマートバンドとして高評価ですね。
最初はXiaomiのmi band 6を購入しようと思っていました。
(活動量計としてはmi band 6で必要十分だと考えていました。)
しかし、Youtubeで様々な方のレビューを見ていたときに、ある海外の方が投稿されているレビュー動画を見て気が変わりました。
その方は上記のスマートウォッチに関して、
・睡眠計測
・心拍数計測
・歩数計測
の3つの観点で測定/比較を行なっていました。
それがこちらの動画です。
・Apple Watchのレビュー動画
・mi band 6のレビュー動画
・Huawei band 6のレビュー動画
これら動画を見てApple Watchの性能の高さを痛感し、
加えて私自身がiPhoneを使用しているので端末間の連携も考慮した上でApple Watchの購入を決めました。
Apple Watchの使用頻度、使用スタイル
私のApple Watchの使用スタイルを説明しておきます。
この後に続くApple Watchのメリット/デメリットは私の使用スタイルを前提としたものとなります。
私のApple Watchの使用スタイルは「お風呂に入るときに充電をし、それ以外の時間は着用したまま」となります。
ただし、厳密にはお風呂に入っている30分程度では充電は完了しないので、充電完了まで待ってからの着用となります。
(私はApple Watch SEを購入したのですが、Apple Watch Series 6,7では充電速度が向上しているのでそちらであれば充電完了まで待つ必要はないのかもしれません。)
お風呂に入っている以外の時間は、仕事時も休日も運動時もいつでも着用しています。
(掃除する時とか、少しぶつけてしまいそうな作業をするときは外すかも…)
Apple Watchのメリット
さて、ようやく本題のApple Watchを使用してみて分かったメリットについてです。
とりあえずメリットを乱雑に列挙します。
(下の方でそれぞれのメリットについて詳しく述べます)
- いつからいつまで、何時間寝たのかがわかる
- iPhoneを取り出すことなく通知に気づけて、通知内容もわかる
- 改札だけでなく駐輪場などのスマホを取り出しづらい時もApple WatchでSuicaが使える
- Apple WatchだけでSuicaのチャージができる
- 顔認証なしでQuickPayが使える
- スマホを持たずにランニングできる
- いちいちiPhoneを取りに行かなくてもタイマーをかけられる
いつからいつまで、何時間寝たのかがわかる
普段、「昨日そういえば何時間寝たんだっけ?」とか「今日やけに眠いけど何故だろうとか思うことはないですか?」
私は夜眠るのが苦手で深夜まで寝付けなかったりするので、不規則な睡眠サイクルを送っています。
そのせいで数日以上前のことについては「何時に寝付けた」とか「何時間寝ていた」とかが分からなかったりします。
個人的には良い睡眠が取れた日には良いパフォーマンスで仕事ができるので、それの再現性をあげたいと思っており睡眠を記録したいと思っていました。
そこでApple Watchを購入してからは「Auto Sleep」というアプリを使用して睡眠を記録しています。
「これを使用してから睡眠サイクルが適切なものになった!」ということはなかったのですが、「今日やけに眠くないけど昨日何時に寝て何時に起きたんだっけ」というときにすぐに確認できるようになりました。
こちらはある週の私の睡眠記録です。眠くなったら寝る生活を続けていると毎日少しずつずれていくのが分かりますね。(ヒトの体内時計の周期は24時間よりも若干長いという話もありますので、身をもって体感できます。)
iPhoneを取り出すことなく通知に気づけて、通知内容もわかる
ポケットの中のiPhoneに通知が来たが取り出すのが億劫な時はありませんか。私は特に夏場の暑い時期に汗で肌に張り付いたズボンのポケットから無理やりiPhoneを取り出すのにいらだちを覚えます。その上通知の内容が大したことないものだったりすると余計に腹が立ちます。
そんな時にApple Watchなら手首を傾けるだけで内容が確認できるのでいらだちが軽減されます。
加えて、両手が塞がっていても通知を確認することもできます。
改札だけでなく駐輪場などのスマホを取り出しづらい時もApple WatchでSuicaが使える
すでに様々な方々のレビューで述べられていることだとは思いますがApple Watchで改札を通ろうとすると手首を無理やりひねってタッチする必要があり、少し不便さを感じます。
(スマホを取り出す必要がないのでギリギリ便利さが勝ちますが…)
ですが、それ以外にもSuicaを便利に使用できる場面があります。
それは駅の駐輪場です。今や駐輪場ではSuicaなどの交通系ICカードで決済できるところがほとんどですよね?
その際にiPhoneだと両手で自転車を押しながら決済機の前に行き、片手で自転車を支えながらポケットからスマホを取り出す必要があります。
しかし、Apple Watchならポケットからスマホを取り出す必要がなくApple Watchをかざすだけで良いのでスムーズに決済が完了するんです。
大した内容じゃないなと思われているかもしれませんが、これが意外とストレス軽減になります。
Apple WatchだけでSuicaのチャージができる
スマホでSuicaを使用する際に残高が足りなくなってきたらチャージをしますよね。
そのチャージの動作に私は手間を感じていました。
具体的には、
・iPhoneの設定画面を開く
・Walletを開いて
・Suicaを選択し
・チャージ金額を選択してチャージを実施して
・カードの決済情報が更新されるのを待つ
といった動作をしなければなりませんでした。
しかも、Suicaの残高が足りないのに気付くのは大抵の場合は目的駅のホームに着いた場合などギリギリの場合が多いのでチャージに多くの動作が必要になることになおのこと不満を抱きます。
Apple Watchなら非常にスムーズにApple Watchのみでチャージを完了させることができます。
具体的には、
・Apple Watchの側面ボタンを2回タップしてWallet一覧画面に遷移して
・Suicaを選択し
・チャージ金額を選択してチャージを実施して
・カードの決済情報が更新されるのを待つ
といった具合です。
「スマホでの動作と1つしか変わらないじゃないか」と思われるのかもしれないのですが、スマホの場合はiPhoneを取り出してロックを解除するという動作も前提にあることを思い出してください。
(しかも、マスクでの顔認証ロック解除はほぼ機能しないですよね)
文面だけだと伝わりづらいかもしれないですが、Suicaのチャージがスムーズに行えるようになったことは個人的にはとても満足しています。
顔認証なしでQuickPayが使える
コロナのせいで全人類マスク着用義務時代に突入したいま、顔認証は辛いものがあります。
特に私はiPhoneでQuickPayを利用してコンビニなどで買い物をするのですが、毎回決済時には顔認証のためマスクを下にずらして認証を解除してマスクを戻すという動作を行なっています。
これってとても面倒ですよね。マスクずらしていることに対しても悪印象を与えてしまうし。
Apple Watchでは先ほどのSuicaのチャージ時と同じように側面のボタンを2回タップしてQuickPayを選択するだけで認証することなく決済ができるようになります。
とても便利です。
(腕をかざすのにはいまだに少しの恥ずかしさを覚えますが…)
スマホを持たずにランニングできる
私の趣味にランニングがあるのですが、その際にはランニングポーチに必要最低限の持ち物を入れて走っています。
ほとんどの場合は、
・家の鍵
・スマホ
を入れて走っています。
私のスマホがiPhone XRのためというのもあるのですが、荷物の重量によりランニング時の衝撃でポーチが上下に大きく揺れてしまいます。
そうすると走りながらポーチの位置を直したり、ポーチのベルトを締め直したりとランニングへの集中が途切れることになります。
Apple WatchならどのモデルでもGPSが内蔵されているため、スマホを持たずにランニングができます。
そのため上記の不満点が解消されます。
いちいちiPhoneを取りに行かなくてもタイマーをかけられる
カップラーメンにお湯を注いだ時や、10分後に競艇の投票締め切りの時などちょっとしたタイマーをセットしてリマインドを行いたい場面ってありますよね。
その際にApple WatchならDigital Crownを長押ししてSiriを起動し、「XX分タイマーかけて」と言えばタイマーをかけてくれます。
iPhoneでも可能なことですが、カップラーメンにお湯を注いだときにいちいちiPhoneを取りに行くのは面倒じゃないですか?
そんな時Apple Watchなら常に左腕に存在しているのですぐにタイマーをセットすることができます。
Apple Watchのデメリット
次にデメリットです。
- 宿泊を伴うお出かけの際に充電器を持っていかなければならない
- Apple Watchをつけていればマスク着用状態でもiPhoneの顔認証が解除できる機能の精度の低さ
- 掃除や引越し作業の時などに無意識に傷をつけて落ち込む
宿泊を伴うお出かけの際に充電器を持っていかなければならない
Apple Watchの充電は1日で7割程度減ってしまうため宿泊を伴う場合は必ず充電器を持っていかなければなりません。(※Apple Watch SE使用時の体感)
加えてApple Watchはマグネット式の充電器のため、普段のお出かけ時とは異なる追加の充電器を持っていく必要が生じます。
Apple Watchをつけていればマスク着用状態でもiPhoneの顔認証が解除できる機能の精度の低さ
マスク着用時にApple WatchをつけていればiPhoneの認証を解除できる機能が存在します。
この機能があることも購入の動機の一つではあり期待していたのですが、いざ使用してみると解除に成功することもあれば失敗することもあったりと非常にムラがあります。
このムラがストレスになるので当該機能を目当てにApple Watchを購入しようとしている方は参考にしてください。
掃除や引越し作業の時などに無意識に傷をつけて落ち込む
文字通りです。
引っ越しとか掃除の時に傷をつけて落ち込みます。
ただこれは普通の腕時計でも当てはまることな気もします。
「であれば保護フィルムとか保護カバーをつければ良いのでは?」と思われる方がいるかもしれません。
実際私もそう思い最初にApple Watchと一緒に保護フィルムを購入しました。
ただ、保護フィルムつけてみたら途端にApple Watchがダサくなりました。
というのもiPhoneよりも画面の面積が小さいせいで余計に保護フィルムが存在感を主張してくるため、保護フィルムの存在を無視してApple Watchを視認することができません。
なので、これからApple Watchを購入する方は保護フィルムは購入しないことをお勧めします。
(※個人差があると思うのであくまで参考にしてください)
その他の機能は?
その他にも
- 自転車移動時の道案内
- 音楽コントロール
などの機能を目的に購入を検討されている方がいるかもしれません。
私はこれらの機能を全く使用しないので、今回のレビュー内容に言及がありません。
ですので、これらを目的に購入を検討されている方は他のレビューも参考にしてみてください。
最後に
とりあえずApple Watchは購入した方が良いと思います。
これまでMacbookを購入したり、iPhoneを新調したりとガジェットを購入してきましたが、
それらはあくまでもPCやスマホの体験が向上するだけの変化になります。
しかし、Apple Watchは生活スタイルをガラッと変えることができて、「これを購入したおかげで日常が変わった」という体験を得やすいデバイスだと思います。
(腕時計をする習慣のなかった私でも、毎日Apple Watchをつけるようになりました)
ぜひApple Watch Series7が発売されたら購入してみてはいかがでしょうか。
(私はApple Watch SEを購入しましたが、ここまで素晴らしいガジェットなら上位モデルを買えばよかったと後悔しています)